モリノさんの独り言
雑記、更新履歴、拍手返礼などなど。 PC・携帯共用。
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放置・・・
してます・・・
申し訳ありません
11月から12月、というか今年いっぱい更新出来るかどうか怪しいです
仕事がクリスマス&年末年始商戦に入りますので、忙しくなるかと・・・
そうなると妄想したくとも出来ない状態になってしまいますので、ますます更新できないことに・・・
こんなサイトへやってきてくださる方には大変申し訳なくおもっております
拍手返礼
11/12 華麗なる一族が大好きです~ の方
拍手&コメントありがとうございます
華麗なる一族は本編無視の『バカップルと幸せ家族話』です
楽しんでいただけてうれしく思います
続きも掲載したいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします
申し訳ありません
11月から12月、というか今年いっぱい更新出来るかどうか怪しいです
仕事がクリスマス&年末年始商戦に入りますので、忙しくなるかと・・・
そうなると妄想したくとも出来ない状態になってしまいますので、ますます更新できないことに・・・
こんなサイトへやってきてくださる方には大変申し訳なくおもっております
拍手返礼
11/12 華麗なる一族が大好きです~ の方
拍手&コメントありがとうございます
華麗なる一族は本編無視の『バカップルと幸せ家族話』です
楽しんでいただけてうれしく思います
続きも掲載したいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします
それは何度目の出会いと別れの時だったか
「あの・・・良いですか?」
優しそうな看護師にルルーシュは声をかけられた
長い廊下を案内されながらルルーシュは迷っていた
「会いたいと言っているの」と言われた瞬間からずっと
(・・・会うつもりは無かったんだがな・・・)
見つめるだけで良かった
見つけた時から彼はここに居て、ここから出る事も出来ずにずっとここで生きてきた
ルルーシュにできる事は何も無い
ただ彼を見つめ、その最後の一瞬まで見続ける事だけしか出来ない
代わってやれたらどんなに良いだろう
何度も何度も思った
「別れ」が来る度に
「誕生」を感じる度に
今度こそ彼に十九歳の誕生日を迎えさせてやりたい
何度思ったか
ルルーシュには嘗て大切な幼馴染がいた
名前を『スザク』という
幼馴染で恋人だった
そのスザクは18歳で死んだ
ルルーシュは悲しんで泣いた
そしてもう一度会いたいと思った
どんな事をしてでも会いたいと考えた
『永遠の孤独という罰を背負う覚悟があるのなら、そいつにまた会える方法を教えてやるぞ?』
そんなルルーシュの願いを叶えてやろうという少女が現れ、ルルーシュはスザクを探す旅に出た
旅に出たルルーシュは不思議と生まれ変わったスザクの居場所を知る事が出来た
それを頼りにルルーシュは何度もスザクと出会う事ができた
しかし、その度に別れてきた
生まれ変わったスザクは結末や時期は違うものの、必ず18歳のうちに死亡するのだ
理由は解らない
何度も何度もルルーシュはスザクを護ろうと動いた
しかし、その度にスザクはルルーシュの手をすり抜けるように死んでいく
そして、今ここに居るスザクも現在18歳
彼は治療法の無い病気に犯されていた
「こんにちは、初めまして・・・・って言うのもおかしいね」
真っ白な病室
そのベットで上半身を起こしてスザクはルルーシュに微笑みかけた
ルルーシュは無言でベットの側まで近寄ると、きゅっと唇を噛み締めた
「君の事はずっと前から知っていたんだ。ほら、あの大きな木の所でいつも僕を見ていたよね?」
スザクは窓から見える病院の庭、そこにある大きな桜の木を指差した
ルルーシュは無言で頷く
スザクは生まれつき心臓に欠陥を抱えていた
しかも手術や薬では治療出来ない
唯一の治療法は心臓移植だが、血液型が特殊な為ドナーが見つからない
また見つかる可能性も限りなくゼロに近いと言われている
だが、10年生きれるかどうかと言われていたスザクだったが、何度も死にかけながら今日まで生きてきた
「最初は君の事幽霊かと思ったんだよ」
「・・幽霊?」
「だって、ずっとそのままで姿が変わらないんだもの」
「・・・・」
幼馴染だったスザクと死に別れ、緑の髪の少女と出会ってからのルルーシュは歳をとらなくなった
それどころか怪我をしてもすぐに塞がり、どうやっても死ぬ事が出来なくなった
少女の言った『永遠の孤独』とは、永遠に続く命と永遠にスザクと死に別れるという意味だったのだ
「でも君の事怖くなかったよ。いつだって優しい目で見ていてくれたから」
スザクはルルーシュの手を握った
その手が痩せ細っている事にルルーシュは驚く
(・・・スザク・・・俺は・・・)
もしかしたら・・・と思う事があった
もしかしたら自分がスザクをこんな運命に巻き込んだのではないだろうか
あの時、あの少女の手を握らなければこんな事にならなかったのではないか
もしそうなら・・・・
(お前が19歳になれないのは俺のせいなのかもしれない)
「知っているよね?僕の病気のこと」
「・・・・・ああ」
「いつまで生きられるか解らないんだ」
だからね とスザクは穏やかに笑う
どうしてこんな風に笑えるのか、ルルーシュには不思議でならない
「今のうちにやりたい事をやろうと思って。けど、この病院から出た事ないし行きたい所も無くて、じゃあやりたい事ってなんだろうって考えたら」
君と話す事だった とスザクは嬉しそうに話した
****
気がついたのはいつだっただろう
大きな木の下からずっと自分を見ていた
初めは彼を死神だと思った
黒い髪に紫の瞳
着ている服も黒かったから
けれど、怯えながらも彼を見ているうちに気がついた
彼の瞳が優しい事に
「だから君をここに呼んでもらったんだよ」
「・・・そうか・・・」
微笑むスザクを見てルルーシュは苦しげに眉を寄せた
スザクはそう遠くない未来に死ぬ
病気のせいで
運命のせいで
(俺はまた助けられないのか・・・)
「あ、そうだ」
ルルーシュの表情に気がついていないのか、スザクはぽんっと手を叩いて苦笑した
「僕、肝心な事を聞くのを忘れてた」
「・・・なんだ?」
「名前だよ。君の名前」
「ああ・・・」
そういえばそうだったな
ルルーシュも同じ様に苦笑した
こちらは彼の名前が「スザク」だと知っているが、彼は知らない
「ルルーシュ。ルルーシュ・ランペルージだ」
「僕は「スザク・・・知っているよ」
お前はずっとその名前だったから
ルルーシュは心の中で呟いた
****
ルルーシュ
君に言い忘れていた事があったんだ
僕が君に気がついた時、本当に君の事が怖かった
自分が治療法のない病気だって知っていたから、自分を迎えに来た死神だと思った
僕は君を恐れた
けれど、同時にどこか懐かしかった
少しずつ君への恐怖が無くなっていくと同時に君と話がしたいと思うようになった
けど、君はあの木の下から一歩も僕に近づいてくれなくて
僕も君にどう話しかけようかと迷っていて
僕はとうとう18歳になってしまった
僕の18の誕生日
その日に担当の先生から言われたんだ
一年後、僕が生きている保証はないって
心のどこかで感じていた
僕は19歳になれないって
だから死ぬ前にどうしても君と話をしておきたかった
君に言い忘れていた事
それは .
****
ルルーシュは病院の庭にある木に寄りかかりスザクからの手紙を読んでいた
『貴方宛なの。受け取って』
スザク担当の看護師から手渡された手紙
スザクは昨夜、息を引き取った
苦しむ事無く、眠るように死んだという
それが唯一の救いだとルルーシュは目を閉じた
思い出すのは死んだスザク
そして幼馴染だったスザク
これまで出会ったスザク
大切なたった一つの魂の事
「・・・ああ・・・・必ず会いに行くよ・・・必ず。・・・そして」
ルルーシュはスザクからの手紙を大切に仕舞うと独り何処かへと歩き出した
****
『それは、僕が君を思い出したこと
死にかける度に夢を見た
知らない場所で知らない人達といる僕
その中に君がいた
僕と君はいつも一緒で、いつも一緒に笑ってた
そして君との別れ
君はたくさんの涙を僕の為に流してくれた
解ったんだ
君は僕を探してくれていたんだね
探して、見守ってくれていたんだね
でも、僕はもうじき死んでしまうだろうから、また君を泣かせてしまう
ごめんね、何度も何度も泣かせてしまって
今の僕はこんな体の弱い僕だけど
次の僕は元気な僕で生まれてくるから
辛い思いをさせてしまうけど、もう一度だけ僕に会いに来てくれないかな?
そして今度こそ君と一緒に、 』
◇◆◇◆
「・・・・おいで・・・」
「?」
ルルーシュは暗い部屋の中で自分を見上げる子供へ手を延ばした
見知らぬ人間であるルルーシュを見ても子供は恐れる素振りを見せなかった
いや、反応できなかったのだろう
子供は昨夜から高熱を出しており、今もその熱は下がっていない
「迎えに来たんだ・・・俺と一緒に行こう」
いつもどおり見守っていくつもりだったけれど、今度だけはそれが出来そうにない
このままでは死んでしまう
「『スザク』」
ルルーシュは茶色い髪の子供を抱き上げる
高熱の出ている体は酷く熱かった
『今度こそ君と一緒に、生きたいんだ』
桜の木の見える病室で、嘗ての『スザク』の言葉が甦る
今度こそ死なせない
今度こそ .
「一緒に・・・・生きよう」
「あの・・・良いですか?」
優しそうな看護師にルルーシュは声をかけられた
長い廊下を案内されながらルルーシュは迷っていた
「会いたいと言っているの」と言われた瞬間からずっと
(・・・会うつもりは無かったんだがな・・・)
見つめるだけで良かった
見つけた時から彼はここに居て、ここから出る事も出来ずにずっとここで生きてきた
ルルーシュにできる事は何も無い
ただ彼を見つめ、その最後の一瞬まで見続ける事だけしか出来ない
代わってやれたらどんなに良いだろう
何度も何度も思った
「別れ」が来る度に
「誕生」を感じる度に
今度こそ彼に十九歳の誕生日を迎えさせてやりたい
何度思ったか
ルルーシュには嘗て大切な幼馴染がいた
名前を『スザク』という
幼馴染で恋人だった
そのスザクは18歳で死んだ
ルルーシュは悲しんで泣いた
そしてもう一度会いたいと思った
どんな事をしてでも会いたいと考えた
『永遠の孤独という罰を背負う覚悟があるのなら、そいつにまた会える方法を教えてやるぞ?』
そんなルルーシュの願いを叶えてやろうという少女が現れ、ルルーシュはスザクを探す旅に出た
旅に出たルルーシュは不思議と生まれ変わったスザクの居場所を知る事が出来た
それを頼りにルルーシュは何度もスザクと出会う事ができた
しかし、その度に別れてきた
生まれ変わったスザクは結末や時期は違うものの、必ず18歳のうちに死亡するのだ
理由は解らない
何度も何度もルルーシュはスザクを護ろうと動いた
しかし、その度にスザクはルルーシュの手をすり抜けるように死んでいく
そして、今ここに居るスザクも現在18歳
彼は治療法の無い病気に犯されていた
「こんにちは、初めまして・・・・って言うのもおかしいね」
真っ白な病室
そのベットで上半身を起こしてスザクはルルーシュに微笑みかけた
ルルーシュは無言でベットの側まで近寄ると、きゅっと唇を噛み締めた
「君の事はずっと前から知っていたんだ。ほら、あの大きな木の所でいつも僕を見ていたよね?」
スザクは窓から見える病院の庭、そこにある大きな桜の木を指差した
ルルーシュは無言で頷く
スザクは生まれつき心臓に欠陥を抱えていた
しかも手術や薬では治療出来ない
唯一の治療法は心臓移植だが、血液型が特殊な為ドナーが見つからない
また見つかる可能性も限りなくゼロに近いと言われている
だが、10年生きれるかどうかと言われていたスザクだったが、何度も死にかけながら今日まで生きてきた
「最初は君の事幽霊かと思ったんだよ」
「・・幽霊?」
「だって、ずっとそのままで姿が変わらないんだもの」
「・・・・」
幼馴染だったスザクと死に別れ、緑の髪の少女と出会ってからのルルーシュは歳をとらなくなった
それどころか怪我をしてもすぐに塞がり、どうやっても死ぬ事が出来なくなった
少女の言った『永遠の孤独』とは、永遠に続く命と永遠にスザクと死に別れるという意味だったのだ
「でも君の事怖くなかったよ。いつだって優しい目で見ていてくれたから」
スザクはルルーシュの手を握った
その手が痩せ細っている事にルルーシュは驚く
(・・・スザク・・・俺は・・・)
もしかしたら・・・と思う事があった
もしかしたら自分がスザクをこんな運命に巻き込んだのではないだろうか
あの時、あの少女の手を握らなければこんな事にならなかったのではないか
もしそうなら・・・・
(お前が19歳になれないのは俺のせいなのかもしれない)
「知っているよね?僕の病気のこと」
「・・・・・ああ」
「いつまで生きられるか解らないんだ」
だからね とスザクは穏やかに笑う
どうしてこんな風に笑えるのか、ルルーシュには不思議でならない
「今のうちにやりたい事をやろうと思って。けど、この病院から出た事ないし行きたい所も無くて、じゃあやりたい事ってなんだろうって考えたら」
君と話す事だった とスザクは嬉しそうに話した
****
気がついたのはいつだっただろう
大きな木の下からずっと自分を見ていた
初めは彼を死神だと思った
黒い髪に紫の瞳
着ている服も黒かったから
けれど、怯えながらも彼を見ているうちに気がついた
彼の瞳が優しい事に
「だから君をここに呼んでもらったんだよ」
「・・・そうか・・・」
微笑むスザクを見てルルーシュは苦しげに眉を寄せた
スザクはそう遠くない未来に死ぬ
病気のせいで
運命のせいで
(俺はまた助けられないのか・・・)
「あ、そうだ」
ルルーシュの表情に気がついていないのか、スザクはぽんっと手を叩いて苦笑した
「僕、肝心な事を聞くのを忘れてた」
「・・・なんだ?」
「名前だよ。君の名前」
「ああ・・・」
そういえばそうだったな
ルルーシュも同じ様に苦笑した
こちらは彼の名前が「スザク」だと知っているが、彼は知らない
「ルルーシュ。ルルーシュ・ランペルージだ」
「僕は「スザク・・・知っているよ」
お前はずっとその名前だったから
ルルーシュは心の中で呟いた
****
ルルーシュ
君に言い忘れていた事があったんだ
僕が君に気がついた時、本当に君の事が怖かった
自分が治療法のない病気だって知っていたから、自分を迎えに来た死神だと思った
僕は君を恐れた
けれど、同時にどこか懐かしかった
少しずつ君への恐怖が無くなっていくと同時に君と話がしたいと思うようになった
けど、君はあの木の下から一歩も僕に近づいてくれなくて
僕も君にどう話しかけようかと迷っていて
僕はとうとう18歳になってしまった
僕の18の誕生日
その日に担当の先生から言われたんだ
一年後、僕が生きている保証はないって
心のどこかで感じていた
僕は19歳になれないって
だから死ぬ前にどうしても君と話をしておきたかった
君に言い忘れていた事
それは
****
ルルーシュは病院の庭にある木に寄りかかりスザクからの手紙を読んでいた
『貴方宛なの。受け取って』
スザク担当の看護師から手渡された手紙
スザクは昨夜、息を引き取った
苦しむ事無く、眠るように死んだという
それが唯一の救いだとルルーシュは目を閉じた
思い出すのは死んだスザク
そして幼馴染だったスザク
これまで出会ったスザク
大切なたった一つの魂の事
「・・・ああ・・・・必ず会いに行くよ・・・必ず。・・・そして」
ルルーシュはスザクからの手紙を大切に仕舞うと独り何処かへと歩き出した
****
『それは、僕が君を思い出したこと
死にかける度に夢を見た
知らない場所で知らない人達といる僕
その中に君がいた
僕と君はいつも一緒で、いつも一緒に笑ってた
そして君との別れ
君はたくさんの涙を僕の為に流してくれた
解ったんだ
君は僕を探してくれていたんだね
探して、見守ってくれていたんだね
でも、僕はもうじき死んでしまうだろうから、また君を泣かせてしまう
ごめんね、何度も何度も泣かせてしまって
今の僕はこんな体の弱い僕だけど
次の僕は元気な僕で生まれてくるから
辛い思いをさせてしまうけど、もう一度だけ僕に会いに来てくれないかな?
そして今度こそ君と一緒に、 』
◇◆◇◆
「・・・・おいで・・・」
「?」
ルルーシュは暗い部屋の中で自分を見上げる子供へ手を延ばした
見知らぬ人間であるルルーシュを見ても子供は恐れる素振りを見せなかった
いや、反応できなかったのだろう
子供は昨夜から高熱を出しており、今もその熱は下がっていない
「迎えに来たんだ・・・俺と一緒に行こう」
いつもどおり見守っていくつもりだったけれど、今度だけはそれが出来そうにない
このままでは死んでしまう
「『スザク』」
ルルーシュは茶色い髪の子供を抱き上げる
高熱の出ている体は酷く熱かった
『今度こそ君と一緒に、生きたいんだ』
桜の木の見える病室で、嘗ての『スザク』の言葉が甦る
今度こそ死なせない
今度こそ
「一緒に・・・・生きよう」
永遠の孤独 ~零~ 終
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特殊設定のルルスザ
不死人であるルルーシュとスザクのお話
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